スジ入れ加工

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前回折り加工についてお話をさせていただきました。
みなさんは用紙の種類や厚みによって、折り加工の前にスジ入れ（スジ付けやスジ押しとも呼びます）が必要なのをご存知でしょうか？
今回はそのスジ入れについてお話させていただきます。

■スジ入れ加工について

スジ入れ加工をする理由はズバリ「用紙をきれいに折るため」です。

用紙を折り曲げたときに【背割れ】という現象が起こることがあります。
これは特に厚紙に起こりやすく、折り曲げた部分の塗料が割れて用紙の色が見えてしまう現象のことです。
この現象を防ぐために、折り加工前にスジ入れを行います。

その他にも折り位置を正確にするため、折山をきれいに見せるためにこのスジ入れが有効的です。

■どういったものに使われているのか

スジ入れ加工は身近なものにも使われています。
ポイントカードや飲食店のメニュー、地図など折りたたまれた厚紙や、
他にも卓上カレンダーの土台や漫画雑誌の付録などといった組み立て式のものなど、平面を立体にするものにもよく施されています。

折り加工の前に必ずしなければいけないわけではありませんが、厚さによってはスジ入れをしなければ折り加工が難しい場合もあります。
また、薄い用紙には施せないため、目安としてはおよそ斤量135kg以上の用紙で検討してみてください。

■まとめ

今回はスジ入れ加工についてお話させていただきました。
みなさんの作品作りの参考になれば嬉しいです。

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