マイナーな用紙サイズの雑学
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今日は、前回に引き続き、今日はマイナーな用紙サイズについての雑学です。
A4、B5などといった身近なサイズではなく、それなら聞いたことがある、という紙のサイズから、あまり耳慣れないサイズについても焦点を当てていきますので、ご興味のある方は、最後までお付き合いいただければと思います。
■写真に使われるサイズ
L判(エルばん)
写真紙では日本で一般的なサイズで、はがきよりも小さいサイズです。アルバムやフォトフレームのサイズはこのサイズに準ずるものが多く、127x89mmと扱いやすいサイズのため、家での印刷にも向いています。
KG版サイズ はがきサイズとほぼ同じですが、少しだけ大きいサイズ感です。海外では一般的なサイズとなっており、はがきサイズにはない上質な写真紙が用意されています。
重さによっては私製はがきとしても利用可能です。 152x102mm
2L版 L版の2倍の大きさです。アルバムなどにおさめるときはL版と一緒に収めることができるので、よく好まれて使われるサイズです。集合写真などにも向いています。178x127mm
■輸入サイズ
四六判 主に単行本(128×188mm)などの書籍で使用されるサイズです。旧規格の書籍寸法。明治時代にイギリスから輸入された「クラウン版」が元となっています。
美濃版の8倍の大きさがあり、8つに切り分ければ8枚の半紙となることから大八つ判と呼ばれることもあります。
原紙サイズを32面使いで印刷して断裁すると、ちょうど横四寸×縦六寸の出版物ができあがることから、四六判と呼ばれ親しまれてきました。
ちなみに、四六判は用紙サイズ(788mm×1091mm)と書籍サイズ(127mm×188mm)では、同じ名前でありながらサイズが異なりますので、注意が必要です。
菊版 全判サイズ 939x636mm 半分になるごとに名称が変わります→菊半裁、菊4切、菊8切、菊16切
日本独自のサイズです新聞用紙として使用する目的で、米国から輸入した紙の通称でしたが、その後は日本のみで使われるようになり、その使い勝手のよさから、新聞紙のみならず、新聞以外の出版物などにも浸透していきました。A判よりも大きいサイズなので、目立ちやすいという理由で書籍に選ばれることもあります。
菊版、の由来においては、商標のダリアの花が菊に似ていたから、という説や、新聞の「聞(きく)」にちなんで、また皇室の紋章が菊のため…といくつかの説があるようです。
取り扱い上の注意点としては、明確な規格サイズではないので、出版社によってサイズが異なる場合があるという点が挙げられます。
ハトロン判
ドイツ語Patoronen papiaer(パトローネン・パピア)、弾丸の薬莢を包む紙が語源です。日本では第二次世界大戦頃まで作られていたハトロン紙のサイズが909×1212mmだったため、
現在の900×1200mmをハトロン判と呼ぶことになりました。ハトロン紙は薄手で強度が高く、包装紙などに適しています。また、透け感のあるものは服飾の型紙としても使われています。
■変形したサイズ
ノビ
規格サイズより一回り大きいサイズのことです。A4ノビ、A3ノビなどというサイズを耳にすることがあるかもしれません。ぬりたし、トリムマークまでを印刷できるよう、規定サイズより印刷範囲が多めにとられているタイプの紙です。
ご自身でカットを行う際に塗り足しやトリムマークが必要という場合にのみ、使います。通常より印刷範囲が大きいので、少しでも大きく印刷したいといった場合にも適しています。
※基本的に印刷会社での規格サイズの仕上がりをご希望の場合は、ノビサイズではなく規定サイズでご注文いただければ大丈夫です。
変形(変型)サイズ
A4変形、などという言葉を耳にしたことがあるかもしれません。規格サイズより少しだけ横幅を小さくしたりすることで、デザイン性を高めたり、用途に合わせて機能性を高めたり、ユーザーにも印象付けることができるという点から、
こだわって印刷物を作成したい方、戦略的に印刷物を作成したい方に適している仕様です。
ちなみに身近な変形サイズの例としては、女性向けファッション雑誌のサイズはA4変形の232×297mmで、A4判よりも横のサイズがやや長くなっています。
■身の回りのサイズ
名刺サイズ
・日本サイズ:91x55mmが一般的な日本の名刺サイズとなります。この寸法は日本の和紙の寸法に由来すると同時に、 黄金比の美も備えているため、人々の間に普及したと言われています。
・欧米サイズ:3.5インチ×2インチつまり51×89mmが標準サイズとなります。欧米では、もともと、自分や会社を宣伝するためのものであり、交換す るものではありませんでした。しかし、現代になってから日本の風習が逆輸入され、交換も一般化したと言われています。
☆スグプリニュース 名刺の『由来』と『歴史』のページにも、名刺に関しての興味深い雑学が載っていますので、ぜひそちらも併せてご覧ください!
はがきサイズ こちらは一般的ですね。昭和41年、料金が5円から7円に値上げになったタイミングで設定され、それ以降現在も使われているサイズです。148x100mm
文庫本
多くの文庫本はA6サイズです。105×148mm
■新聞紙のサイズ
ブランケット判 1ページが縦545mm×横406mm(すべて広げると横は812mm)
B2とA1の間あたりに位置するサイズです。1890年、当時の東京朝日新聞社が、フランスの新聞社より従来の20倍の印刷力を持つ高速輪転機を輸入し、その高速輪転機で印刷で印刷可能なサイズがその大きさだったことに端を発します。
タブロイド判 ブランケット判の半分 縦406mm×横273mm もともと、センセーショナルな事件やゴシップに力を入れる大衆紙がこのサイズを使っていたことから、転じて、「タブロイド」は報道スタイルをさす言葉としても社会に浸透しています。
■その他のサイズ
三五判(84×148mm):主に地図帳など
新書判(103×182mm):新書本や単行本(漫画)など
重箱判(182×206mm):絵本など
■まとめ
いかがだったでしょうか?ご自分で印刷をされてみないと耳にしない言葉や、普段の生活では出会うこともない専門的な言葉もあったかと思います。
今後もこのニュースでは、印刷にかかわる豆知識などをお伝えしていきますので、楽しんでいただければと思います。
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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