紙の厚さについて(2)
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以前の記事で紙の厚さを重さで表すという点について触れました。
該当記事:紙の厚さについて(1)
今回は重さのはかり方についてより詳しく説明していきます。
あまり聞き覚えのない単語が出てきますが、印刷用紙にこだわりたい方はぜひ覚えてみてください。
■原紙のサイズ
用紙の厚さを示す「kg」という単位は「連量」とよび、「一定のサイズに作られた紙1000枚の重さ」ということは以前にも解説しました。
その一定のサイズの紙のことを「原紙」と呼びます。
原紙の種類は以下の通りです。
四六判 | 788mm×1,091mm |
---|---|
菊判 | 636mm×939mm |
A列本判 | 625mm×880mm |
B列本判 | 765mm×1,08mm |
ハトロン判 | 900mm×1,200mm |
AB判(JIS規格外) | 880mm×1,085mm |
一般的には四六判もしくは菊判のことを示すことが多いです。
このように原紙サイズが異なるため、連量で厚みを測る際には原紙の種類を把握することが大切です。
この原紙から名刺やチラシなど様々なサイズに切り出して印刷を行っています。
■用紙ごとの連量を比較
実際に原紙サイズによってどのくらい連量が違うのか、「四六判」「菊判」「A列本判」を例にとって比較してみましょう。
四六判 | 菊判 | A列本判 |
90kg | 62.5kg | 57.5kg |
110kg | 76.5kg | 70.5kg |
135kg | 93.5kg | 86.5kg |
このように原紙サイズによって数値にかなり差がありますね。
■まとめ
印刷用紙の厚さを数値上で把握するには、どのような基準で測られたものなのかを理解する必要があります。
少しややこしいかもしれませんが、理解すればサンプルを確認せずともおおよその厚みが分かるのでとても便利ですね。
最後に紙が厚い場合と薄い場合の注意点をいくつかご紹介します。
<紙が厚い場合>
・インクの渇きが悪い場合がある。
・折加工をする場合、あらかじめスジを入れておかないと背割れが発生する場合がある。
<紙が薄い場合>
・裏が透けて見える場合がある。
・インク量が多いと印刷エラーが発生しやすくなる。
・折加工や製本加工が難しい場合がある。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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