PP加工について

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超特急印刷で小ロットからご注文いただけます。

印刷物重ねて保存していたら色移りしていた！や
湿度の高いところにおいていたら紙がすぐふにゃふにゃになってしまった…などでお悩みの方はいらっしゃいませんか？

これらの現象を抑えるにはPP加工がおすすめです。

■PP加工とは

PP加工とは「ポリプロピレン加工」の略語で、印刷物の表面にPPフィルムを熱で圧着するラミネート加工の1種です。
摩擦などによる印刷面の傷や色移りを防ぎ、色調を鮮やかにすることができます。
一般的に冊子の表紙やカバー、ポスターなどに用いられ長期使用したり、長期保管する際におすすめの加工です。

■PP加工の種類

グロスPP加工

グロス(Gloss)とは英語で「つや」という意味があり、グロスPP加工とはその名の通り
つや感のある仕上がりのPP加工になります。
特徴としては高彩度色を使用し色彩をより鮮やかに見せたい場合に適した加工方法です。

マットPP加工

マット(Matte)は英語で「つや消し」という意味があり、マットPP加工はグロスPP加工とは逆で
つやを抑えたPP加工になります。
特徴としてはシックな雰囲気や高級感を演出したい場合に適した加工方法です。

■PP加工のメリット、デメリット

メリット

1，傷や汚れから印刷物を守る
紙にPP加工を施すと、摩擦による傷や汚れが付きにくく加工によって紙に厚みが出るので破れにくくなります。
また、完全防水ではありませんがPP加工をしていない紙に比べると少し耐水性もUpします。

2，発色がよくなる
PP加工をすると一般の印刷物よりも色が鮮やかに仕上がります。
特に赤系の色を濃く鮮やかに発色する傾向になりますので少し注意が必要です。

3、色移りを防ぐ
インクに接触した部分に色が移ってしまうことがあります。
PP加工を施すとインクが直接ほかの箇所に触れることがないため色移りしにくく、
また、インクの剥がれも防止できるため長期間綺麗な状態でご使用いただけます。
インクの色が濃くなるほど色移りしやすくなるため、
特にベタ塗り(一面全てに色を乗せること例:背景が赤一色など)の場合はPP加工を行うことをおすすめします。

デメリット

1，用紙が反る
紙の片面にのみPP加工を行うと湿度などの影響でPPフィルムによって片面は固定、もう片面は湿気を吸い膨張することで用紙が反ってしまうことがあります。

2，加工に時間がかかる
通常の印刷に加えてPP加工をするためにはインクを乾かす時間が必要のため基本的に印刷納期+１営業日作業時間が必要となります。

3，薄い紙には加工できない。
薄い紙の場合、紙にシワがよってしまうことが多く作業ができません。
PP加工をしたい場合はある程度の厚さの紙をお選びください。

■まとめ

いかかでしたか？
PP加工は使い方次第で印刷物の完成度を上げることができます。
例えば、表紙の裏面はマットにしたいけど表紙には光沢を出したい時に紙をマットコート紙を選んだ上にグロスPP加工を行えば
印刷物の持ちもよくなり雰囲気を変えることができます。ぜひ一度PP加工にチャレンジしてみてください。

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